自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経は、やる気を起こしたり行動を起こす時の神経の働きで、副交感神経は、逆に身体や心を休めたり
リラックスさせる時の神経の働きです。
人間は、この交感神経と副交感神経がバランス良く働いている時は、心身ともに安定しており
快適な日常がおくれますが、どちらかに偏ると心身ともに不安定になり、原因不明の病気になったりします。
仕事や日常生活で腹が立つことが重なったり、人間関係での気持ちの行き違いやイライラ、ストレス
などで気持ちが高ぶることが続くと交感神経の働きが異常に強くなります。また、逆に辛いことや悲しいこと
が続いて心が疲弊、悶々とする日が続いたりすると副交感神経の働きが異常に強くなり、鬱病のようになったり
します。
これが重症化すると専門の病院での治療が必要になりますが、症状が初期のものや軽いものはヨガでたいてい
回復します。それは、身体には前にたおすと交感神経が強く働き、後ろに反らせると副交感神経が強く働くと言う
特長が有るからです。
ヨガのポーズには、前にたおすポーズと後ろに反らせるポーズがたくさんあり、ヨガの授業ではこれをバランス良く
無理せず繰り返し行うため、毎週楽しく通っているだけでいつの間にかバランスがとれて正常になり、回復してしま
うのです。
つづく