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開眼その2「自分の大好きなものは旦那にも好きになって欲しくはないか?」

ある日、私たちの夫婦仲がイマイチと思われたのか、師匠から「君は自分が大好きなことは、

旦那にも好きになって欲しいと思わないか?」と言われました。

私は即座に「はい、思います」と答えました。すると「じゃあ旦那もそう思ってるんじゃあないのか?」

会話はそれで終わったのですが、考えてみるとそんなこと思ったことがありませんでした。そこで、

私が大好きなものはヨガだけど、彼はもうヨガを好きになってくれてる。

では、彼が大好きなもの・・・・野球だ!!ということは私が野球を好きになれってこと?

考えたこともありませんでした。野球を好きに?・・・なれるかなあ!

どうしたら良いか一生懸命考えました。彼は寝ぼすけで毎朝起こしても起こしてもなかなか起きない。

そうだ早朝30分キャッチボールをしよう!さっそく彼に伝えると、え?ホント?するする!と大乗り気。

次の日からすることに。彼ちゃんと起きるかなと思いながら30分早く起きると、何と彼はもう起きていて

ボールにグローブと用意万端整えて私が起きるのを待ち構えていました。なな何ということでしょう!

キャッチボールが始まると何も知らない私に、ボールの握り方から投げ方まで、まことにやさしく丁寧に

教えてくれるのです。もーうびっくり!その日の夜、麻雀せずに帰ってきた彼の手には私専用の真新しい

グローブが。え・・・・・!どうしましょう・・・!

その日から雨の日を除いて毎日。乗り気でなかった私もだんだん慣れてきて、うまくなって行くのが

楽しくてたまらなくなってきました。

いつの間にか日曜日の草野球も、終電までの麻雀もだんだんと減ってきて、今度の日曜日はバッティングセンター

へ行こう!と超積極的。バッティングセンターも初めはボールが早すぎて見えないし怖いし、それでも何度も

通っているうちに、80キロのボールが怖かったのが120キロが普通に打てるようになり、

楽しくてたまらなくなりました。

そしてとうとう彼の日曜日のスケジュールから草野球が消え、野球場へのプロ野球観戦になりました。

ちょうど4割バッターイチローが誕生した頃で、ひげのない若々しいイチローを弁当持ちでよく見に行きました。

今となっては懐かしいむかしむかしの話です。

相手が好きなものを私も好きになる。こんな簡単なことで人の人生は変えられるんだと。

今は教わった師匠に感謝!有るのみです。

 

2024.11.02

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